さみしいよダーリン★
辺りを見回しても、ひとっこ一人見当たらない。



遊園地のスタッフの姿もないし、何より乗り物が何一つ動いていない。




「知里さん、どういうことですか?!」



背の高い知里さんに、グンッと迫ると



「そう焦らないで。訳はそのうち分かるから。じゃぁとりあえず、時間も時間だから夕食にしましょう?」



と言われて、有無を言わせずあたしを連れて行った。



そこでフとあたしは澄人の存在を思い出した。



「知里さん!!あたし澄人に連絡してもいいですか?夕食を食べていくなら尚更・・・」


「・・・あ、それなら大丈夫よ!あたしがさっき携帯から連絡したから。」



「そうですか。」と頷きながらも、今の間は何だったんだろう?と疑問に思った。



聞こうと思ったら、また手を引っ張られ連れていかれてしまった。




澄人は知ってるんだよね?



知里さんは何を
考えてるんだろう・・・?






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