さみしいよダーリン★

澄人SIDE〜100万ドルの笑顔

目の前には、目を丸くした歌乃。




どう?喜んでくれた?




「今日は仕事じゃ・・・」



歌乃が訳が分からないという表情で言った。




「歌乃を驚かせたくてね。」


「あたしを?」


「あぁ。実は、今日午後から仕事っていうのも嘘なんだ。」


「え?」



俺は歌乃を家に残してから、宝石店に行って頼んでいた婚約指輪を受け取りに行った。



そして、こっちに来てスタッフと一緒に準備をしていた。




「全てこれのために、歌乃を驚かすためにした計画だったんだよ!」



俺は、歌乃を喜ばすためなら、何だってするよ?



歌乃は感激してくれたのか、瞳を潤ませていた。



「ありがとう、澄人。最高にビックリしたよ!!」



歌乃はニッコリ笑って、言ってくれた。




さぁ、ここからが勝負だ。



俺は大きく息を吸うと、話しだした。




「歌乃?」


「ん?」


「喜んでくれた?」


「もちろん!」


「じゃぁ、ご褒美をくれない?」


「ご褒美?・・・いいよ?なに?」





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