向日葵と太陽の恋

小夏の言葉を遮った声が後ろから聞こえた。



「俺の名前でしょ?晴日ちゃん。」



その人なつっこい笑顔は間違いなく昨日の人だった。



「岡本…圭?」



「うん。圭でいいよ。今日はあそこに行かないの?」



「後から行こうと…、」



「じゃあ行こっ!!」



と彼はあたしの手を掴み歩きだした。

あたしはこの行動で心がおかしくなった。



―ドキドキする。
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