メロンパンの恋の味

「カワイイ?」

「うん。カワイイ。」

カワイイなんて、生まれて初めて言われたぜ…


まぁ、いいか…

静…笑ってるし。



「開けるぜ。」

「うん。」


コンコン!!

「おぉ~い!」



ガチャン。

鍵を開けて、ドアを開けた。


「なんだ?お前たち、中で何してたんだ?」



「店長、ストレート過ぎですよ。」


「なんだ、お前、キスでもしてたのか?」


「なっ!?店長が来たから出来なかったんです!


店長、もうちょっと遅く来てくださいよ!」


「なんだ。そうか。悪かったな。


ほれ、遠慮せんで、やっていいぞ。」



「できません!!」


「そうか?お前、意外と純情ボーイだったんだな。」



「店長…早く帰ってください…」




< 101 / 135 >

この作品をシェア

pagetop