天使の梯子~キミとボクの未来~

そして、朝美からも
「修司なら、いい保育士さんになれるよ」

と言われ、オレは通信教育で保育士の講座を受けながら『ひまわり』で働きだしたのだが………


----さらに30分後ーーー




「おにいちゃん~早く、遊ぼうよ」

「おぉ~吾郎。もう少し待ってな。」


「まてないよぉ~おにいちゃん。」


真子ちゃん…まだ、柱に隠れたまま


それに加えて吾郎がなんだか怪しい雰囲気…


「おにいちゃん…」

ヤバイ…泣きそうな雰囲気じゃないか…

「フ…ーフェ……」


「あっ、待て、吾郎!すぐに遊べるから、な?」

もう、顔をクシャクシャにして今にも泣き出そうな顔をしている吾郎。

オレの言葉を聞いて「ほんとう?」と笑顔を見せた

「あぁ、本当だ」

とは、言ったものの…






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