天使の梯子~キミとボクの未来~
「ねぇ~真子ちゃん。真子ちゃんも、一緒に遊ぼう。ね」
と、言ってみても
変わらず
「イヤ。」の一点張り。
「真子ちゃぁ~ん」
頭、抱えていると
「まぁ~こちゃん」
「おねぇ~ちゃん!」
と、さっきまで、しかめっ面だった、真子ちゃんの顔が一瞬で明るい顔になった。
そして、オレの横を通り過ぎ
「おねぇ~ちゃん!」と…遊びにきた、朝美の腕の中に、まっしぐら!
「朝美ぃ~~」
「修司ぃ、どうしたの?」
「イヤ…何でもない」
ちょっとだけ、朝美に嫉妬した、オレだった。