天使の梯子~キミとボクの未来~

季節は、スッカリ夏で、空にはモコモコとデカイ入道雲が浮かんでいた。


吾郎とキャッチボールをしていたら


「修司!吾郎!スイカ食べるぞうぉ~」

食堂の窓から、健にぃが大声で叫んだ。

「分かったぁ~今から行くぅ~!」



「わぁ~い!スイカだぁ~!」



吾郎も、嬉しそうに食堂へまっしぐら!



「吾郎!オレを置いて行くなよぉ~~」

「おにいちゃん!競争だよぉ~」


「待てぇ~~!」



吾郎と一緒に食堂まで走る。


楽しい時間。

食堂で、みんなでスイカを食べる。

みんなの笑顔を見ながら、食べるスイカは、また格別に美味くて


まるで、悩みなんてないんだろうなぁ~って笑顔を見せる子供達。



だけど…






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