天使の梯子~キミとボクの未来~
たった1人

いなくなった空間に

2人の明るい笑い声が響き渡った…




別れは辛い

だけど
真子ちゃんとの別れは

真子ちゃんにとっては、幸せな事なんだ。


また、いつかどこかで君に会えたら

君は、オレを覚えてくれているかな…?



風鈴の音色が響き渡る、広い部屋の大きな柱から



真子ちゃんが、ヒョコっと顔を覗かせて


オレを恥ずかしそうに見た気がして



思わず、足を止めて見つめてしまった…。




もうすぐ




夏が終わるよ…






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