天使の梯子~キミとボクの未来~
「健にぃ~やめてよぉ~」
健にぃは、いつまでも、あたしを子供扱いしている。
髪がボサボサになるのは嫌だけど
健にぃから、こんな風にされる事は、そんなに嫌じゃない。
むしろ、落ち着く。
健にぃの、あったかい手のひらが、あたしは大好きだから。
「健!また朝美ちゃん、からかっちゃって。」
「なんだよ、留美、いいんだよ、朝美は、俺の妹みたいなもんだからぁ~なぁ~朝美ぃ~」
嬉しいけど…
「健にぃ~やりすぎだよ」
「あぁ~ごめん、ごめん。頭、スゲー事になってるぜ」
「健にぃがしたからでしょうぉ~もう、健にぃのバカ。」