天使の梯子~キミとボクの未来~
「ほら、もう泣くな…可愛い顔が台無しになるぞ。」
そう言うと、健にぃは、あたしの頭をまたグチャグチャに撫で回した。
しかも、両手で。
「健にぃ…やりすぎだよ…」
「あは、ごめん、朝美。」
「健にぃ…」
「なんだ?」
「ありがとうね」
「朝美。」
「あたし、聞いてみる」
ずっと…気になっていた事…
修司に…聞きたかった事を…
「そうか…」
「うん。」
「分かった。朝美。」
「うん?」
「お前達、2人なら大丈夫だ。何も心配するな。」
「うん。じゃあ、あたし、みんなの所に行ってくるね。みんな、もうそろそろ、お昼寝から目が覚める頃だし」
「おぉ~宜しく頼むな。」
「うん♪」