天使の梯子~キミとボクの未来~
「あたしは、もう修司に会いに来ない。
ホントはね、きょうも会いにくるつもりはなかったんだ…。
だけどね、修司に、話しておきたい事があったから
会いに来たの…」
「なに?話しって…」
「朝美ちゃん、抱いてあげて。」
「美穂…」
「初めはね、凄く…イヤだった…。
2人が仲良くしている姿、見てるの、辛く…仕方なかった…」
「美穂…」
「だけどね…朝美ちゃん…あたしより苦しんでる…」
「えっ…」
「朝美ちゃん…あたしより、修司の事、思ってる…凄く、深い愛で、あなたの事…愛しているよ」
「美穂…」
「朝美ちゃんには、負けちゃった…修司の中の、あたしごと、修司の事を愛そうとしている。
凄いよ…」