天使の梯子~キミとボクの未来~
「ほら、もう戻らなくちゃ、戻ったら、朝美ちゃん、抱きしめてあげてね、あたし…朝美ちゃん、大好きだから…
できる事なら
友達になりたかったな…朝美ちゃんと……」
「美穂…」
「ごめん、あたし、行くね。これでサヨナラだよ。修司。
大好きだったよ。
ありがとう…」
「美穂!?美穂!?…」
遠のいていく、意識の中で、美穂の姿が光に包まれて消えていった…
そしてー
「修司……修司……」
パチ…「ここ…どこだ…」
「修司!!」
目が覚めたら
涙でボロボロの顔のキミが
ボクの手を握りしめ
あたためてくれていました…
「朝美…ただいま…」