天使の梯子~キミとボクの未来~
「今晩はぁ~あら、健ちゃんも来てたのね。」
「おばさん、こんばんは」
「おばさん、また来てくれなくていいのにぃ~」
「なに言ってるの修ちゃん、そんなに遠慮しないで、修ちゃんには、感謝してもしきれないぐらい感謝しているんだから…どう?腕は痛む?
ごめんなさいね、朝美のせいで…」
「おばさん、それは言わない約束じゃないですか。もう、耳にタコですよ」
「そうでした…」
「おばさん、ホラ、座ってくださいよ、俺、もう帰りますから」
「健ちゃん、ありがとう。じゃあ、お言葉に甘えて…」
オイショ…っと、可愛らしく椅子に腰を掛ける、朝美のお母さん。