天使の梯子~キミとボクの未来~
ーーーー翌日ーーーーーー………
まだ少し右腕を庇いながら、1人でいる病室で、退院の準備をしていたら
「修司……」
朝美が、申し訳なさそうな顔をして病室の前に立っていた…。
「朝美…」
久しぶりに見た朝美は、少し痩せていて
ずっと、泣いてばかりいたんだろうなぁ…
瞼が腫れ、目が真っ赤になっていた…。
「どうした?中に入れよ…迎えにに来てくれたんじゃないのか?」
「………うん。他の人達は…?」
「みんな検査中、オレ1人、退院の準備してた…おばさんから言われて来たのか?」
「うん…今日ぐらいは…ちゃんと行きなさいって…」
「おばさんは?」
「きょうは、仕事で来れないって…」
「そうか…」
なんだか、ぎこちない…
だけど…