小悪魔†彼氏



しばらく風景を目に焼き付けて、学校に向かうことに。


カバンを駅のロッカーに入れてあり、それを取り出す。



「先輩、また来ましょう?二人で」


「あ・・・ッうん・・・・」


「?あんまり・・・嬉しくなかった・・・??」


「えッ!?すごい嬉しかったよ?」



私の気の迷いが橘君を傷つけてるの・・・・?


それじゃあ・・・ダメだ・・・。



「私ね・・・怖いんだ」


「え?」


「橘君人気だし、女子はほっとかないだろうし・・・」


「大丈夫だよ、先輩。僕、先輩だけだから」



そう言って、手を握ってくれる。


笑顔で、いつも私に気を遣ってくれて・・・。


10分ほどで電車が来た。


プシューーーッとドアが開く。


中には学生が何人かいたが、人は少なかった。



「ありゃ、7時30分ですねぇ・・・」


「ええッ!・・・間に合う・・・?」



海の所に長居しすぎた!?


まぁ、7時30分じゃ大丈夫かなぁ・・・?


あと30分くらいで着くみたいだし・・・okかな?


私と橘君はあと30分、手を繋いで、寝た。


すごく、心地のいい朝だった。









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