小悪魔†彼氏
「それに・・・」
橘君は、周りに誰もいないことを確認。(ここは裏庭)
そしたら・・・私に急接近。
顔が・・・目の前にッ・・・。
「俺には・・・麗奈以外の女は興味ナシって脳から指令が出てるから」
「ッッ!!!!」
一瞬で顔が真っ赤に。
ずるいよ・・・いつもそうやって私をドキドキさせて。
自分はゼンゼン平気な顔しちゃってさ。
私ばっかり、負けてる気がする。てか負けてる。
私だって、一枚上手に・・・。
「た・・・橘は・・・世界中の誰よりも可愛いよ」
「ありがと♪」
へ・・・・・?
私が精一杯言った言葉を、「ありがと♪」で片付けた!?
そしてなにくわぬ顔で弁当をつっつく、彼。
だめだぁ・・・・。
私の状態→○| ̄|_ずーん・・・。
勝てないッッ・・・。
「すこーしだけ、ドキッてした」
「え!本当!?」
「うん、先輩が可愛いこと言うから(クスッ」
「っええッ」
いつまでも勝てない・・・はぁ・・・。