小悪魔†彼氏
「お帰りぃ~♪」
「亜子・・・聞いて・・・」
「へッ!!??」
私は教室に戻り、すぐに亜子に悩みを話し始める。
「大人に・・・?」
「うん。私、何にも知らないの。ヒーロー以外」
「そうだね・・・まず、好きな人のために何かしてあげるとかは?」
「何か?」
それは・・・「橘君だけのために」ってことかな。
「初恋だから・・・何してあげようとか分かんない」
「ん~・・・たとえば、勉強を教えてあげるとか」
「勉強?ん~まぁ出来なくもない・・・。他は?」
私は母の遺伝を次いでいるからか、成績は上位。
でも、教えられるかな?緊張しちゃいそう(?)
「あとは・・・自分からキスしてあげるとか!・・・は、どう?」
「ムムムムムリッ!!出来ないッ」
「でも、本当は望んでるかもよ?橘君」
橘君が・・・私のキスを望んでる!?
・・・・ないない。
ありえないなぁ~・・・。
~橘ズクラス~
「クシュンッ」
「おい、橘風邪か?」
「大丈夫だよ・・・アハハ」