小悪魔†彼氏




「先生!!??」



私たちは小声で叫んだ。


先生って・・・え!?



『羽場先生・・・』


『杏・・・高校卒業したら・・・結婚しよう?』


『うんッ・・・』



プッ・・・プロポーズしてません!?


人生初、生プロポーズ。


いいなーって思ってたり、先生と生徒の禁断の恋だなーって思ったり。


ていうか、羽場先生って新任のイケメンじゃん・・・。


杏ちゃんすご・・・。



「なぁ・・・ここで・・・しちゃう?麗奈」


「は?・・・ッ無理!!!!」



急な発言に対して、思いっきり叫んでしまった。


やば・・・・。



『え・・・・?』


『・・・麗奈・・・先輩・・・の声?』



嘘!!バレちゃうよ・・・!


そうしたら・・・私のせいで二人が別れたりしたら・・・


どうしよう!!!!



「すいません、警備の者ですが、そろそろ鍵を閉めたいので・・・」



え・・・・?


橘君が・・・そう言った。



「分かりました、すぐ出ます」



嘘・・・ついてくれた・・・?


守ってくれた・・・?










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