小悪魔†彼氏




我が儘で・・・ごめんなさい。



「帰りましょ?・・・遅くなっちゃいましたね」


「う・・・うん」



君は・・・心からの笑顔を私に見せてくれる。


ごめんね・・・何もしてあげることが出来なくて。


ごめんね。



「先輩・・・今日はお母さん帰ります?」


「お母さん?は・・・夜勤だし、帰ってこないかな」


「じゃあ・・・僕ん家来てください!ご馳走します」


「え!いいよ!」


「朝、パンいただいちゃったんでお礼に」



そんな!


橘君の家族もいるだろうし・・・迷惑だよ・・・。


私みたいなよそ者が行ったら追い出される!(ドラマの見過ぎ)



「うちの家族、みんな優しいですから。泊まってもいいですよ」


「え・・・あ・・・じゃあお言葉に甘えて」


「よっしゃっ♪電車来ましたよ!」



橘君はすごく喜んでいた。


電車に乗ってもずっと笑顔で、私の家も通り過ぎて、橘君の家の近くの駅に着いた。



「朝も来ましたね?(笑)」


「そー・・・だね(笑)」



何回でも・・・


君と一緒なら飽きないよ。







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