小悪魔†彼氏
嘘・・・今更心臓が破裂するくらいドキドキしてる・・・。
しかも橘君の家、外観がめっちゃくちゃ可愛い。
てか、洋風なお家。
「まだ建ててから4年なんですよね~綺麗でしょ?」
「あ、すごい綺麗!お城みたいだね」
「気に入ってくれました?もういつでも来ていいですよ」
いつでも・・・?
私が寂しい時、来てもいい・・・?
「それとも、僕が先輩の家行きますか?」
「あっ・・・私が来る・・・来たい」
「クスッ・・・どーぞ♪」
綺麗な玄関を開けて、導かれたのは・・・。
「すご・・・・」
「僕、ピアノ得意なんですよッ」
目の前に大きなグランドピアノ。
靴を脱いで、橘君はピアノのイスに座った。
「んじゃー・・・何か弾きましょーかね♪」
私も靴を脱いで、ピアノの近くに寄る。
橘君の手が鍵盤に置かれた。