小悪魔†彼氏
「麗奈・・・何か勘違いしてない・・・?」
「ぇえ・・・??」
橘君は正座した。
私も流れで正座していた。
「俺が、麗奈のこと好きじゃないんだろうとか思ってんだろ」
「うぅ・・・」
そのとき、橘君の右手が私の頭に乗った。
「俺が麗奈のこと手放すと思うなよ?」
ドキンッ・・・。
真剣な眼差しで、私を仕留める。
あぁ・・・私って、ネガティブだな・・・。
こんなに想ってくれている人がいるのに
気付かなかったなんて・・・。
「俺は絶対変わらない、もし麗奈が変わっていったとしても・・・」
「しても・・・?」
「絶対に、俺のもとに取り戻してみせる」