小悪魔†彼氏
「いねーだろーがァァァァ!!」
段々、イライラしてきた。
本当に俺あいつのこと・・・・。
そんなこと思って、少しだけ歩みを止めた。
「・・・はぁ・・・」
「橘くん・・・・?」
「え・・・・・?」
俺の背後から声がした。
聞き慣れた・・・・あの声が。
「麗奈せんぱ・・・・」
「どっ・・・どーしたの!?泣いてる!??」
泣いてる・・・・?
ダサ・・・。涙が止まらない・・・。
「ちょっ・・・とりあえず、もうすぐ家だしそこで話そう?」
「はい・・・・」
俺はとりあえず麗奈の家に行くことにした。