学園恋愛ネット掲示板【キューピッド】〜女子校のススメ〜
みーこさんはコチラを見向きもせずに走っていってしまった。
まるで、私なんか最初から存在しなかったように。
「ごめんね、あれ、友達なんだ」
「……うん」
「どうした?また元彼のこと思い出した?」
またって何よ。
なんで、そんな事言うの?
なんで、そんなめんどくさそうに言うの!!
「あの人のことなんてとっくに忘れてるわよ!!あの人のことはもうい言わないで!!」
「え??え??どした??」
「なんでもない」
……本当だ。私どうしたんだろ。
何逆ギレしてんのよ。
しかも忘れてたのなんて一瞬のことだったのに。
こんなの私らしくない。
こんなの、おかしい。
「なんで怒ってるかわかんないけど、今度はプリクラ撮ろう!!!!」
凌は私の手を掴むと今度はプリクラに向かう。
空いてる機械に入ると手馴れたようにお金を入れて操作していく。
あぁ!!ほら!また違和感。
なんだろう。
なにがおかしいんだろう。
妙に手馴れてること?
そんなんじゃない。
なんだろう。