学園恋愛ネット掲示板【キューピッド】〜女子校のススメ〜
「髪?莉緒が好きかと思って黒にした」
「なんで?だってあの色、気に入ってたんじゃ?」
「いーの!!!!」
なんで怒られなくちゃいけないの?
だけど、ビックリした。
凌の髪は金だと思ってたから黒色は凌らしくないって思った。
なんか変な感じ。
「昨日、ノート買えなかったから、ついてきて」
「ノートって、昨日の子と買いに行ったんじゃないの?」
返事も聞かずにどんどん進んでいく凌の後姿に声をかけるけど、止まることなく進んでいく。
「ちょっと?」
それに私、凌とは会わないってメールしたのに。
凌はピタっと立ち止まると睨みながら振り向いた。
「俺は莉緒と買いに行くって言った。他の誰でもない。莉緒と行くって決めたんだから、責任とって」
「なっ!!」
なによ、それ。
どんな理屈よ!!
いや、屁理屈か??
責任とってってどういうこと??
何か言い返そうとしたけど、最後だし、付き合ってもいいかななんて思ったりもして。
凌はそのまままた前を向いて進んだ。
「昨日、俺見たんだ」
「何を?」
少し走って凌の隣まで追いつく。
顔を覗き込むとなんでか険しい顔をしていた。