森園伊吹と翔のデート
…記念日
「あー楽しかったですぅ。」
イルカショーを見たあと、水族館を思う存分エンジョイした伊吹と翔。
朝来たはずなのに、もう外は夕焼けで赤く染められている。
「…ねぇ、伊吹。」
「?なんですか?」
大きく伸びをしていた伊吹に翔が話し掛ける。
夕焼けのせいなのか、翔の顔がほんのり赤くなっているように見える。
「…今日さ、なんの日か知ってる?」
「今日、ですか?」
伊吹は首を傾げた。

翔の誕生日はまだ先だったはずですし……。

伊吹はそうやって色々な日を考えていた。
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