呪われたプリントクラブ~青コース~
「俺写真嫌いだし……
ヤダッ一人で撮れよ?」
分かってないなぁ!!!
淳ちゃんのばかぁ!!
記念日なんだから二人で撮らなきゃ意味ないでしょ!?
「ピンプリなんてやだぁ!!行くよ」
あたしは強引に淳ちゃんをプリ機に押し込んだ。
「一回だけだぞ?」
「分かった分かった♪」
あたしは抵抗をやめた淳ちゃんに、
ついニンマリと笑ってしまう。
お金をいれ、明るさ、フレームを選んだ。
『321……』
――パシャ
記念すべき一枚目のプリ!!嬉しいな♪
「ねぇ淳ちゃん♪
次どのフレームにしようか?」
こんな能天気な事を言っていたあたしは
本当にバカだった――……
この後あたしたちに起こる恐怖なんて知りもせずに。