呪われたプリントクラブ~青コース~
爪は血管を切り裂く。
淳ちゃんの鮮血が飛び散って服に染みをつくる。
「あ゛ぁ――……ぅお……」
苦しむ淳ちゃん。
あたし、こんな事したくない。
したくないのに―――……
ふと視線を後ろに向けた。
そこには――――――……………
半透明の人。
白いワンピースを着た、長い髪の女の子が
立っていた。
こっちをジッと見て…。
「プリクラなんて撮るから…」
女の子はポツリと言った。
その瞬間……
あたしは体の力が抜け、自由になった。
「早くしないと……
シンジャウヨ?」
そう言われてあたしは我に返った。
「淳ちゃん……じゅ…ちゃん!!」
血がポタポタと床に落ちて止まらない。
なんの反応もしない淳ちゃん。
死んじゃったんだ……
あたしのせいで――……
あたしが首を絞めたから…
「イヤァァァァ!!!!!」