廃陸の旅団

「どうしよう……」

「カムイどうしたの?」

急に腕を組み何かを考えはじめてしまったカムイ。

「やっぱり敬語とか使った方が良いのかな?」

「あ、まだそのこと考えてたんだ……もう慣れたし、それに敬語ってよそよそしいし禁止にしようよ。ね?」

なぜか赤面しながら話す二人をマールはにんまりと笑いながら見つめていた。

「な、何だよマール!!」

「ふふーん。別にぃ。」

どうやらマールは二人よりも先に二人の気持ちに気付いたらしい。

すると何やらさっきまでいた港が騒がしくなっていることに気づいた。



嫌な予感がして三人が港に戻ると。

「なっ、なんだこれは!?」

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