廃陸の旅団
そのころ廃陸の旅団の天空艇内でも、エターナル・スフィアの一般公開を聞き付けた団員により、集会が開かれていた。
あの日カムイを拉致した男ジンが旅団員達の中心に座り、話をしている。
「さて……前回のB.A.S.E.襲撃から三年の月日がたった。あの時にはエターナル・スフィアを奪うことに失敗した。が我々にとって収穫がなかったわけではない。」
「ああ、思わぬ収穫により我らに力強い仲間が加わった。」
団員達が不敵に笑う。
「もう少しで動力が復活する。そしたら三月後、B.A.S.E.に攻め込み今度こそエターナル・スフィアを我らのものにする。」
「うぉぉぉおっ!!」
歓声が部屋を突き抜ける。
大きな音で壁がガタガタと揺れた。
そんな声を、耳障りだと言わんばかりに嫌な顔をしながら、1人の少年がゆっくりとジンに近づいていく。
「ジン。軍をあまり甘く見てはいけない。今度のことも十中八九、オレ達を一掃する為の罠だろう。心してかかるべきだ。」
集まった猛者達の中でも異彩を放つ少年。
旅団長であるジンよりも少しえらそうだ。
「まったく適わないよお前には。ま、それはあの時オレの眼力が正しかったって証拠だから良いんだけどね。…………カムイ。」
あの日カムイを拉致した男ジンが旅団員達の中心に座り、話をしている。
「さて……前回のB.A.S.E.襲撃から三年の月日がたった。あの時にはエターナル・スフィアを奪うことに失敗した。が我々にとって収穫がなかったわけではない。」
「ああ、思わぬ収穫により我らに力強い仲間が加わった。」
団員達が不敵に笑う。
「もう少しで動力が復活する。そしたら三月後、B.A.S.E.に攻め込み今度こそエターナル・スフィアを我らのものにする。」
「うぉぉぉおっ!!」
歓声が部屋を突き抜ける。
大きな音で壁がガタガタと揺れた。
そんな声を、耳障りだと言わんばかりに嫌な顔をしながら、1人の少年がゆっくりとジンに近づいていく。
「ジン。軍をあまり甘く見てはいけない。今度のことも十中八九、オレ達を一掃する為の罠だろう。心してかかるべきだ。」
集まった猛者達の中でも異彩を放つ少年。
旅団長であるジンよりも少しえらそうだ。
「まったく適わないよお前には。ま、それはあの時オレの眼力が正しかったって証拠だから良いんだけどね。…………カムイ。」