廃陸の旅団

もう一方の石像も倒したカムイ。

目の前の巨大な扉の丸い窪みに、真っ赤な液体が満たされていく。

「これで先に進めるわけだ。」

液体が満たされた瞬間、扉はゴゴゴゴと唸りをあげながら左右に開いっていった。

「あ、行きたくねぇなこの先……。」

扉を開けた瞬間に膨大なフォースが扉の先から流れ込んできたのだ。

今までの敵と比べものにならないほどの大物がこの先にいるらしい。というのが難なく分かる。

カムイは本気で帰ろうともしたが、ため息を一つすると中に入っていった。




< 177 / 583 >

この作品をシェア

pagetop