廃陸の旅団
アジト
カムイとジンとマールの三人はケルセウムから船で南に三日間移動した所に浮かぶ島をめざしていた。
「君が天才ヒーラーのマールちゃんか。天空艇にまで噂が入ってきてたよ。オレはジン。元だけど廃陸の旅団のリーダーだ。」
移動する船の上。
蒼海は鏡のように光を弾き、ゆらゆらと水面を揺らしてはまた新たな顔を覗かせている。
「へぇ。廃陸の旅団のリーダーだったんだ。もっとイカツイおっさんのイメージだったんだけどなぁ。ま、いいや、宜しくぅ。」
二人の波調はなかなか合うみたいで移動の三日の間に打ち解けていた。
いよいよその島が見えてくると遺蹟巡りの観光客達から歓声があがった。
深い緑に覆われた島はまるで森が海に浮かんでいるかのようだった。
島に上陸すると観光客達は開発された道を通って遺蹟をめざした。
カムイ達はその列から気付かれぬ様に離れ、獣道を通って遺蹟の裏側へと回る。
「君が天才ヒーラーのマールちゃんか。天空艇にまで噂が入ってきてたよ。オレはジン。元だけど廃陸の旅団のリーダーだ。」
移動する船の上。
蒼海は鏡のように光を弾き、ゆらゆらと水面を揺らしてはまた新たな顔を覗かせている。
「へぇ。廃陸の旅団のリーダーだったんだ。もっとイカツイおっさんのイメージだったんだけどなぁ。ま、いいや、宜しくぅ。」
二人の波調はなかなか合うみたいで移動の三日の間に打ち解けていた。
いよいよその島が見えてくると遺蹟巡りの観光客達から歓声があがった。
深い緑に覆われた島はまるで森が海に浮かんでいるかのようだった。
島に上陸すると観光客達は開発された道を通って遺蹟をめざした。
カムイ達はその列から気付かれぬ様に離れ、獣道を通って遺蹟の裏側へと回る。