廃陸の旅団
「そして一般にはあまり知られておらず、十二の職務の中で最も特殊なのが『知念師"アーカー"』だ。」
聞き馴染みの無い言葉にカムイは首をかしげる。
「カムイが知らないのも無理はない。今のところアーカーの認定を持つ者はたったの一人。しかも彼女は無属民によって拉致されてしまっているのだからな。軍に在席してもいないのに知っている方がおかしい。」
説明が終わるとローザスは「やれやれ」と呟きながら自分の肩をもんだ。
そしてさも当たり前のように言い放つ。
「で、どれにする?今すぐ決めろ。」
今しがた説明を受けたばかりだというのに、その瞬間に決めろなどと言われては普通の人なら困惑するところだ。
「……じゃ、サーベラーで。」
即答。
やはりカムイは普通ではないらしい。
聞き馴染みの無い言葉にカムイは首をかしげる。
「カムイが知らないのも無理はない。今のところアーカーの認定を持つ者はたったの一人。しかも彼女は無属民によって拉致されてしまっているのだからな。軍に在席してもいないのに知っている方がおかしい。」
説明が終わるとローザスは「やれやれ」と呟きながら自分の肩をもんだ。
そしてさも当たり前のように言い放つ。
「で、どれにする?今すぐ決めろ。」
今しがた説明を受けたばかりだというのに、その瞬間に決めろなどと言われては普通の人なら困惑するところだ。
「……じゃ、サーベラーで。」
即答。
やはりカムイは普通ではないらしい。