廃陸の旅団
飛行艇を自動操縦にするとカムイ達は、ハイマンスに呼び出された。
「はっきり言う。現状で我々がローザスに勝てる見込みは1%にも満たない。」
いきなりそう言い切るハイマンス。
「だが、オーバー・プラネットに到着するのに早くとも一週間の猶予があるとアストンの計算で判明した。」
シュミレーションを繰り返し割り出した猶予。
それを生かさない手はなかった。
「その間に私とオスカー、スクアロとで君達を鍛え上げ勝利する確立を底上げする。カムイは私と。ジンとアストンはオスカーと。マールはスクアロと各自鍛練に励むように。」
ハイマンスの後ろには三つの扉があった。
スクアロが真ん中へと入りマールを手招く。
オスカー、ジン、アストンは右側へ、そしてハイマンスとカムイは左側の部屋へと入っていった。