廃陸の旅団
「しかし親子とは似るものだな。」

急になんて話をするんだ?とカムイは首を傾げる。

「お前の父親も孔気操作がからきしだった。サーベラーの試験に落ち、普通兵士に志願した。弱いのにわざわざ最前線へと乗り込むことを自ら望んだ。」

どう聞いてもカムイには尊敬する父親の悪口を言われている様にしか聞こえなかった。

「だが…あの男くらいだった。私の人知を超えたフォースに臆する事無く意見を口にしたのは。カムイ…貴様は父親にも劣る。」




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