廃陸の旅団
周りの岩さえも巻き込む大爆発は巨大な空間の半分程を土埃で覆い隠してしまった。
「ふふ。油断しきっているからだオスカー。確かに話にならなかったよ貴様ごとき私の敵ではな…」
前方の土埃の一角が歪んだ。
それを目で確認したのと同時にオスカーの大剣が目の前に迫った。
皮一枚でアルファスはそれを躱すが、態勢を立て直した時にはすでにオスカーの姿はなかった。
「土埃に乗じるか…」
「…んなわけねぇだろ。」
オスカーは土埃に隠れたと思わせ、近くの岩の頂上へと飛び乗っていたのだ。
そこから凄い勢いで急降下しながら渾身の力で大剣を振り下ろす。
「くっ…上だと!!」
アルファスはクナイで大剣を受けとめる。
しかしクナイはまるで歯が立たずに紙切れのように綺麗に切り裂かれてしまう。
しかしそのクナイを切り裂いている時間にアルファスは悠々とオスカーの太刀を回避した。
「ほお。スピードだけは一人前のようだな。流石に時間稼ぎ役なだけあるわな。」
「ふっ。ローザス様から聞いてはいたが相対すると貴様の強さが良く分かる。」
アルファスはまたどこからかクナイを取出し構え、オスカーは大剣を肩に乗せる。
「ふふ。油断しきっているからだオスカー。確かに話にならなかったよ貴様ごとき私の敵ではな…」
前方の土埃の一角が歪んだ。
それを目で確認したのと同時にオスカーの大剣が目の前に迫った。
皮一枚でアルファスはそれを躱すが、態勢を立て直した時にはすでにオスカーの姿はなかった。
「土埃に乗じるか…」
「…んなわけねぇだろ。」
オスカーは土埃に隠れたと思わせ、近くの岩の頂上へと飛び乗っていたのだ。
そこから凄い勢いで急降下しながら渾身の力で大剣を振り下ろす。
「くっ…上だと!!」
アルファスはクナイで大剣を受けとめる。
しかしクナイはまるで歯が立たずに紙切れのように綺麗に切り裂かれてしまう。
しかしそのクナイを切り裂いている時間にアルファスは悠々とオスカーの太刀を回避した。
「ほお。スピードだけは一人前のようだな。流石に時間稼ぎ役なだけあるわな。」
「ふっ。ローザス様から聞いてはいたが相対すると貴様の強さが良く分かる。」
アルファスはまたどこからかクナイを取出し構え、オスカーは大剣を肩に乗せる。