廃陸の旅団
漆黒の台座に座る影。

つぶられた瞳の奥では七人の戦士達が戦っている。

「アルフォンスもゲルゴアもアクトパスもバットも死んだか…分かっていたけど心傷むものね。ふふふ。」

頬杖をついていた顔をあげ、用意させていたワインを飲み込んだ。

「まあ、あの四人は仕方がないとしても。さて…あとの三人はどうなるのかしら。楽しみだわ。」

鮮血のような赤い紅いワインは底を尽きた。

そして世界は終演の幕を開ける。
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