廃陸の旅団
生暖かい自分の血だまりに身を埋めながらカムイは意識が遠退いていくのを感じた。
「あ…手足に感覚がない。頭がボーッとする。オレ…死ぬのかな?」
すると薄れいく意識のなかカムイは小さな声を聞いた。
「…イ…ムイ。カムイ!!君はまだこっちに来てはいけない。」
その声はとても暖かくてカムイは妙に安心した。
「クラナドの声だ。そうかオレを迎えに来たのか。」
カムイは力なくにっこりと笑った。
「人の話を聞けぇい!!」
振り下ろされたクラナドのゲンコツがカムイの額を強打する。
カムイは久々に痛さで涙がにじむのを感じた。
「さっき"君はまだこっちに来ちゃいけない"って言ったばっかだろ!!瀕死だからってボケてんじゃないよまったく。」
怒った顔でもやっぱりクラナドはどこか悲しさを含んだ表情で、カムイはおかしくなって笑った。
そうしてクラナドはカムイの意識から消える間際にこう言い残していった。
「君とはまたいつか会える。僕はそう信じてる。だからこんなとこで負けちゃいけない。僕も少しだけ力を貸すから一緒にあいつを倒そう。」
「あ…手足に感覚がない。頭がボーッとする。オレ…死ぬのかな?」
すると薄れいく意識のなかカムイは小さな声を聞いた。
「…イ…ムイ。カムイ!!君はまだこっちに来てはいけない。」
その声はとても暖かくてカムイは妙に安心した。
「クラナドの声だ。そうかオレを迎えに来たのか。」
カムイは力なくにっこりと笑った。
「人の話を聞けぇい!!」
振り下ろされたクラナドのゲンコツがカムイの額を強打する。
カムイは久々に痛さで涙がにじむのを感じた。
「さっき"君はまだこっちに来ちゃいけない"って言ったばっかだろ!!瀕死だからってボケてんじゃないよまったく。」
怒った顔でもやっぱりクラナドはどこか悲しさを含んだ表情で、カムイはおかしくなって笑った。
そうしてクラナドはカムイの意識から消える間際にこう言い残していった。
「君とはまたいつか会える。僕はそう信じてる。だからこんなとこで負けちゃいけない。僕も少しだけ力を貸すから一緒にあいつを倒そう。」