廃陸の旅団
最終決戦
「ふふ、何かしらこの気持ち。胸が高鳴る、ってやつなのかしらね。」
漆黒の軍服に身を包んだローザスが自身の部屋を後にした頃。
各々の戦闘を終えた旅団員達がトンネルの先の部屋に集まろうとしていた。
いちはやく敵を倒したオスカーがまず最初にその部屋へと入ってきた。
ほどなくしてスクアロ、ハイマンス、ジンもやってくる。
「やっとやる気になったみてぇだな、ジン。」
少しおちょくるようにしてオスカーが言うと。
ジンは不機嫌そうに言い放った。
「…別に。」
そんな様子を見てオスカーは笑った。
そんなことをしているとマールがアストンの肩を支えながら入ってきた。
「アストンさん。大丈夫ですか?今すぐ『エーテル』を…」
「このくらい大丈夫です。ありがとうございますスクアロさん。」
続々と旅団員が集まってくる中、たった一人まだトンネルの中に居るカムイ。
すると集まった六人の背後からおぞましいほどの孔気が溢れだした。
「き、貴様は…ローザス。」
「ふふふ。お久しぶりねお父様。なかなか楽しい余興でしたわ。」
不適な笑みを浮かべながら近づいてくるローザスに向けて、ハイマンスは孔気刀を構えた。
漆黒の軍服に身を包んだローザスが自身の部屋を後にした頃。
各々の戦闘を終えた旅団員達がトンネルの先の部屋に集まろうとしていた。
いちはやく敵を倒したオスカーがまず最初にその部屋へと入ってきた。
ほどなくしてスクアロ、ハイマンス、ジンもやってくる。
「やっとやる気になったみてぇだな、ジン。」
少しおちょくるようにしてオスカーが言うと。
ジンは不機嫌そうに言い放った。
「…別に。」
そんな様子を見てオスカーは笑った。
そんなことをしているとマールがアストンの肩を支えながら入ってきた。
「アストンさん。大丈夫ですか?今すぐ『エーテル』を…」
「このくらい大丈夫です。ありがとうございますスクアロさん。」
続々と旅団員が集まってくる中、たった一人まだトンネルの中に居るカムイ。
すると集まった六人の背後からおぞましいほどの孔気が溢れだした。
「き、貴様は…ローザス。」
「ふふふ。お久しぶりねお父様。なかなか楽しい余興でしたわ。」
不適な笑みを浮かべながら近づいてくるローザスに向けて、ハイマンスは孔気刀を構えた。