廃陸の旅団
ローザスの孔気砲がマールに届く寸前で失速した。

スクアロがマールをかばうようにして孔気砲を受けとめていたのだ。

ほんの少しの間だけ二人の間で孔気がくすぶっていたのだが、すぐにローザスによって押されてしまう。

スクアロの力も虚しく、孔気砲はスクアロもマールをも飲み込んで大爆発した。





空間に飛び散った塵が晴れるとそこには全く動かなくなってしまった旅団員七人の姿。

そしてそれを満面の笑みで見下ろすローザスの姿が世界の闇の中たたずんでいた。
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