廃陸の旅団
カムイは少し抵抗をして腕を振りほどこうとしたが、全く動く気配がなかった。
次第にカムイは抵抗をやめ息を落とす。
「やっと落ち着いてくれたようですね。」
アリオスは掴んでいた右腕を離した。
すると腕を離した瞬間カムイの不意打ちの裏拳がアリオスを打つ。
が、しかし、やはりと言うべきなのだろうかアリオスにはかすることさえできずにカムイの拳は空を切った。
「はぁ。ま、隙あらば私を殺してくれて構いませんよ。まぁ、あなたが私に触れることなど万に一つもありませんがね。」
そう言うとアリオスは石碑の前へと歩いていき、その場でカムイを手招きした。
「ここに七つのくぼみがあるのが分かりますか?」
アリオスは石碑に刻まれたくぼみを指差す。
カムイは聞いているのか聞いていないのか分からないがアリオスをジッと睨み付けている。
「『時の管理者、唯一人を選びて他の者七つの骸を彼の人に受け渡さん。』私はあなたを選び、そして他の者はあなたに七つの骸。分かりやすく言うのならば七つのスフィアをあなたに残しました。」
アリオスは手のうえに乗った七つの色鮮やかなスフィアを一つずつくぼみに埋めていった。
次第にカムイは抵抗をやめ息を落とす。
「やっと落ち着いてくれたようですね。」
アリオスは掴んでいた右腕を離した。
すると腕を離した瞬間カムイの不意打ちの裏拳がアリオスを打つ。
が、しかし、やはりと言うべきなのだろうかアリオスにはかすることさえできずにカムイの拳は空を切った。
「はぁ。ま、隙あらば私を殺してくれて構いませんよ。まぁ、あなたが私に触れることなど万に一つもありませんがね。」
そう言うとアリオスは石碑の前へと歩いていき、その場でカムイを手招きした。
「ここに七つのくぼみがあるのが分かりますか?」
アリオスは石碑に刻まれたくぼみを指差す。
カムイは聞いているのか聞いていないのか分からないがアリオスをジッと睨み付けている。
「『時の管理者、唯一人を選びて他の者七つの骸を彼の人に受け渡さん。』私はあなたを選び、そして他の者はあなたに七つの骸。分かりやすく言うのならば七つのスフィアをあなたに残しました。」
アリオスは手のうえに乗った七つの色鮮やかなスフィアを一つずつくぼみに埋めていった。