廃陸の旅団
七つのスフィアをはめ込むと石碑は鮮やかな七色の光を辺りいっぱいに撒き散らした。
「これで全ての準備が整いました。今、ヴァルハラへの道が開かれる。」
予想だにしなかった事実を突き付けられ言葉を失うカムイ。
そんなカムイの目の前で石碑は形を崩し、新たに台座となった。
「さぁ、カムイ・フロストマン。この台座に登るのです。あなたの待ち望んでいたヴァルハラへ行くためにね。」
真っ白になった頭のなかにポツンと"ヴァルハラ"という文字が浮かんで、カムイは台座を登り始めた。
一段また一段と登る度に頭の中に映像が流れ込んでくる。
「え…いつの記憶だ?」
全く知らない世界、身に覚えのない記憶、会ったこともない人間。
しかし何故か懐かしい映像。
「う、うぁ…頭が割れるように痛む。」
次々と流れ込んでくる映像に能が悲鳴をあげた。
世界の創世。
自らの誕生。
軌跡。
終末。
輪廻。
繰り返す時。
そして世界の終演。
また新たな世界が生み出され。
また、同じ終演をむかえる。
カムイは朦朧とした意識のなか台座の頂上へと登っていった。
「これで全ての準備が整いました。今、ヴァルハラへの道が開かれる。」
予想だにしなかった事実を突き付けられ言葉を失うカムイ。
そんなカムイの目の前で石碑は形を崩し、新たに台座となった。
「さぁ、カムイ・フロストマン。この台座に登るのです。あなたの待ち望んでいたヴァルハラへ行くためにね。」
真っ白になった頭のなかにポツンと"ヴァルハラ"という文字が浮かんで、カムイは台座を登り始めた。
一段また一段と登る度に頭の中に映像が流れ込んでくる。
「え…いつの記憶だ?」
全く知らない世界、身に覚えのない記憶、会ったこともない人間。
しかし何故か懐かしい映像。
「う、うぁ…頭が割れるように痛む。」
次々と流れ込んでくる映像に能が悲鳴をあげた。
世界の創世。
自らの誕生。
軌跡。
終末。
輪廻。
繰り返す時。
そして世界の終演。
また新たな世界が生み出され。
また、同じ終演をむかえる。
カムイは朦朧とした意識のなか台座の頂上へと登っていった。