廃陸の旅団
「なんでしょうか?」
「いいから、座れ。」
カムイはわけも分からずにさっきまで座っていた椅子に座りなおした。
「落ち着いて聞けよ?先日クラナドが発見された。」
「どこで!!」
バンと机をたたいて叫ぶカムイ。
ローザスは静かに続けた。
「落ち着いて聞けと言ったはずだ。クラナドは無属民と一緒にいるところを発見されている。」
ローザスは今にでも動いてしまいそうなカムイを静止するかのようにじっと見つめながら話をする。
「無属民とは、数ある宗教のどれにも属さず。法の支配を拒絶した無法集団のことだ。やつらの半数はスフィアを吸収し人として堕ちた者たち。だからクラナドが誘われたのか自ら入ったのかは分からないが厄介なことになった。」
ローザスはこれまでにないほどの真剣な表情をした。
「やつらは反軍集団の代表でもある。例えクラナドをみつけこちらに引き戻したとしても、大きな反乱が起こるだろう。やつらは仲間を守るためならば手段を選ばない。」
「じゃあ、あきらめろと言うんですか?」
カムイが食って掛かるとローザスは静かに笑った。
「誰もあきらめろとは言ってない。ただ厄介なことになった……と言っただけだ。」
「……?」
カムイはローザスの言葉に首を傾げる。
「どういうことですか?」
「いいから、座れ。」
カムイはわけも分からずにさっきまで座っていた椅子に座りなおした。
「落ち着いて聞けよ?先日クラナドが発見された。」
「どこで!!」
バンと机をたたいて叫ぶカムイ。
ローザスは静かに続けた。
「落ち着いて聞けと言ったはずだ。クラナドは無属民と一緒にいるところを発見されている。」
ローザスは今にでも動いてしまいそうなカムイを静止するかのようにじっと見つめながら話をする。
「無属民とは、数ある宗教のどれにも属さず。法の支配を拒絶した無法集団のことだ。やつらの半数はスフィアを吸収し人として堕ちた者たち。だからクラナドが誘われたのか自ら入ったのかは分からないが厄介なことになった。」
ローザスはこれまでにないほどの真剣な表情をした。
「やつらは反軍集団の代表でもある。例えクラナドをみつけこちらに引き戻したとしても、大きな反乱が起こるだろう。やつらは仲間を守るためならば手段を選ばない。」
「じゃあ、あきらめろと言うんですか?」
カムイが食って掛かるとローザスは静かに笑った。
「誰もあきらめろとは言ってない。ただ厄介なことになった……と言っただけだ。」
「……?」
カムイはローザスの言葉に首を傾げる。
「どういうことですか?」