廃陸の旅団
少しするとスフィアは光を放たなくなり、粉々に砕けて散ってしまった。
「凄いでしょ?ウェイバーだけができるスフィア操作なの。無造作に流れてるフォースを、作り出した流れに乗せて複数の人にフォースを供給するの。」
ほんの少しだけリリーの顔色が回復していたが、カムイは休憩をとることにした。
連戦で一気にフォースを消費してしまったリリーを気遣ってのことだ。
「私はもう大丈夫。奥に行きましょう。」
リリーが先に立ち上がりカムイを促した。
そして、とうとう二人は一番奥へと進んでいく。
今までの比ではないほどに人骨が転がり腐敗しきった臭いが空間に漂っている。
「あ、あれは……」
二人の行き着いた先、その目の前には人体ほどの大きさのサナギがあった。
「これが母体か?」
近づいてみると脈を打っているのが分かった。
「これ、生きてる……これを破壊すれば良いのかな?」
「孵化されると厄介だ。今のうちに破壊しよう。」
カムイは思い切り孔気刀を振り上げ、いっきにサナギを切り裂いた。
「凄いでしょ?ウェイバーだけができるスフィア操作なの。無造作に流れてるフォースを、作り出した流れに乗せて複数の人にフォースを供給するの。」
ほんの少しだけリリーの顔色が回復していたが、カムイは休憩をとることにした。
連戦で一気にフォースを消費してしまったリリーを気遣ってのことだ。
「私はもう大丈夫。奥に行きましょう。」
リリーが先に立ち上がりカムイを促した。
そして、とうとう二人は一番奥へと進んでいく。
今までの比ではないほどに人骨が転がり腐敗しきった臭いが空間に漂っている。
「あ、あれは……」
二人の行き着いた先、その目の前には人体ほどの大きさのサナギがあった。
「これが母体か?」
近づいてみると脈を打っているのが分かった。
「これ、生きてる……これを破壊すれば良いのかな?」
「孵化されると厄介だ。今のうちに破壊しよう。」
カムイは思い切り孔気刀を振り上げ、いっきにサナギを切り裂いた。