廃陸の旅団
小さな助っ人
すると割れ目から光が漏れあたり一体を照らす。
「なんだこの光は……」
カムイとリリーは目を瞑る。
「我の眠りを妨げるのは誰だ……?」
どこからともなく声が聞こえ、光はさなぎの中へと戻るかのように消えていった。
「これは…………人間ではないか。なかなかの馳走だ。我が完全な成体になるために食ろうてやろう。」
粘液をしたたらせながら、さなぎの中から姿を現した成体。
どうやらカムイの攻撃は、さなぎの孵化を少し早めるだけの結果になってしまったようだった。
「なんだこの光は……」
カムイとリリーは目を瞑る。
「我の眠りを妨げるのは誰だ……?」
どこからともなく声が聞こえ、光はさなぎの中へと戻るかのように消えていった。
「これは…………人間ではないか。なかなかの馳走だ。我が完全な成体になるために食ろうてやろう。」
粘液をしたたらせながら、さなぎの中から姿を現した成体。
どうやらカムイの攻撃は、さなぎの孵化を少し早めるだけの結果になってしまったようだった。