神様に背いた二人
「リコ…」


マリオは、ベッドに横になってるアタシに軽くキスをしてきた。


「何すんのよ!」


アタシは軽くマリオの頬を叩いた。


「リコ。心が淋しいだろ??男の傷は男で癒せって言うじゃん。オレがリコの心の傷を癒してやるよ。」


「ただヤりたいだけじゃん!」


「リコを抱いてみたい…。」

そう言うと、マリオはアタシに深くキスをしてきた。

アタシは、心を救ってくれたマリオに体を委ねた。

この人の強引さに巻かれるコトも心地よくなっていた。


それに、どうせ一夜限り。

淋しさを紛らわせようという気持ちもあった。
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