神様に背いた二人
マリオの愛し方は優しく、体に触れられる度に切なくて涙がこぼれた。


やっぱり、トーマが恋しいよ。


マリオに抱かれながらも、トーマのコトを想っていた。

でも、次第にマリオのコトも感じていた。


マリオの指が、吐息が、体温が、


『もう大丈夫だよ。』


と言っているから。


優しく包み込むように抱いてくれるマリオ。


最後はマリオのコトだけを感じていた。
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