神様に背いた二人
これからどんな想いで二人を見なきゃいけないの??

もう、トーマはカンナのモノ。


あの肩も、腕も、手も、指も、唇も全てカンナのモノ。


これからのコトを考えると、気が狂いそうになる。


ふ…と。


マリオを思い出した。


たまらなくマリオに逢いたい。


一人でいたくない。


アタシは涙を拭くと、もう一度マリオに逢う為に夜の街に出た。


あの不思議な空気を纏った人に逢う為に…。
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