神様に背いた二人
「マリオ!何なの!?今の!!」

マリオは、さっきとは裏腹に優しい顔をすると、


「ゴメン。リコを巻き込んじまったな。」


「オレの女って何!?」


「え!?オレ達付き合ってるだろ!?」


「はぁ!?何言ってんの!?いつ、どこで、誰がそんなコト言った!?」


「じゃぁ、今日からリコはオレの女な!」


「勝手に決めないでよ!アタシの感情ムシ!?」


「いーじゃん。オレと付き合って損しないと思うケド…。」


「誰とでもヤる男なんてイヤだよ!」


「オレ、仕事以外では女抱かないよ。プライベートで抱いたのはリコが久しぶりだよ。」


「普通、仕事でもイヤでしょ!?」


「んー……。じゃぁ、リコ以外の女とエッチしないから。」


「いや。ってか、そういう問題じゃなくて…」


「いいから、いいから。リコはオレの女!決まり!!」


"えー!何なの!?この展開…。"



さっそく、今日起きた出来事を吹っ飛ばしてくれた。

さすがだね、マリオ。
< 26 / 74 >

この作品をシェア

pagetop