神様に背いた二人
「んー。飽きたよな。あーいう系。」


「確かに飽きたな。」


ボソッとマリオもヤスさんに同調。


「なんか、リコちゃんって新鮮でいいよ。瞳がキレイだよね。《レイカ》思い出すなぁ。」


「え……??」



"レイカ…??誰……??"



「オイ!ヤス!!余計なコト言うな。」


「わーかってるって。」



"余計なコト…??マリオも知ってる人……??"



"そう言えば、昨日、マリオがアタシの目に触れた時…。普通じゃない程眼差しが熱かった。"



「……コちゃん。リコちゃん!」


ハッ!


ヤスさんの声で我に返った。


アタシったら、何でこんなにマリオのコト、気にするの?


遊ばれてるだけなのに…。
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