神様に背いた二人
「オレ??オレの名は《マリオ》。」


「名前聞いてるんじゃなくて、人の話盗み聞きするなんて失礼でしょ!?しかも、人の不幸を笑うなんて!」

「まぁまぁ。男なんて星の数ほどいるって。」


「アタシには彼しかいないの!!」


「そういう感情は今だけだって。よし!飲みに行こう!!」


「はぁ!?人の話聞いてる!?」

「オレといると幸せになれるよ。さぁ、行こう!!」


「ちょっと!」


アタシはマリオと名乗る男に強引に腕を掴まれ、傷心に浸る間もなく店を出た。
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